小樽情報
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小樽観光なら「小樽ビール」を堪能しよう!

2017年06月26日

小樽観光の醍醐味といえば「食事」を挙げる人も多いのではないでしょうか。
北海道には新鮮野菜も海産物も、ジンギスカンもありどれを食べようか迷ってしまいますよね。

そんな美味しい食事を盛り上げるのに欠かせない「小樽ビール」が今、注目を集めています。
本場ドイツでは人と人をつなぐ、重要なアイテムとして受け継がれているビールを、ここ小樽でも味わえること、知っていましたか?

 

小樽ビールの主力商品は「ピルスナー」「ドンケル」「ヴァイス」

小樽ビールでも定番ビールや季節限定ビールなど、常時数種類のフレーバーを取り揃えています。

小樽ビールの定番といえば写真の3種類です。

ピルスナー / ラガービール(写真右)

ベースは北ドイツでは日常的に愛されているビールです。
現在のチェコ共和国にある「ピルセン」で開発された製法に由来しています。

小樽ビールでは人為的にろ過するのではなく、自然に酵母が沈殿し味が深みを持つまで待つので、なめらかな飲み心地を堪能できます。

「ピルスナー」は、グランドパーク小樽のマリーナバー&レストランなど各レストランでも飲めるので、是非ご賞味ください。

 

ドンケル / ラガービール(写真中央)

ベースはバイエルン地方で愛されているビールです。
使っている麦芽の色を受け、茶褐色の濃色ビールとなっています。
深い色合いと風味が、濃い味の好きな日本人にも受けています。

ヴァイス / エールビール(写真左)

こちらもバイエルン地方で愛されているビール製法です。
ドイツ語で小麦を表す「ヴァイス」からきており、通常ビールは大麦麦芽を使用することが多いのですが、ヴァイスは大麦と小麦のハーモニーから成り立っています。
バナナのような甘みがあり、夏空の下でサラッと飲むのにも向いています。

現在日本のスーパーやリカーショップでは大手4社によるラガービールの流通が全体の9割を占めています。一気に低温で発酵させるラガービールの製法がより量産しやすく、安定した味を提供しやすかった影響から、日本人の多くが「ラガービール」しか口にしたことがない時代が続きました。

その後、1990年代頃から日本の気候の中で少量から醸造しても美味しくビールを作る製法が確立してきた背景を受け、日本各地で「地ビール(クラフトビール)」が普及されるようになりました。
大手メーカーのようには量産できない半面、その地域に愛されるご当地グルメとして注目を集めています。

 

いろいろあるビールの種類

ビールはその製法から「ラガービール」「エールビール」「自然発酵ビール」と大きく3つに分類できます。
さらに、ラガービール、エールビールを細分化すると、約100種類以上に分かれるといわれており、ビールの世界は実はかなり奥深いです。

大きく分かれる3つの分類を見ていきましょう。

 

ラガービール

日本の大手4大メーカーから発売されているビールはほとんどこの「ラガービール」。
古くは冷蔵技術の発達していなかった時代、ビールは冬期間に醸造し一冬かけて熟成させていました。

このため、ラガービールは5℃前後の低温で長時間かけて醸造されます。
キリッとした飲み口と辛味・苦味が特徴で、キンキンに冷やすことでその美味しさが際立ちます。もちろん地ビールでもラガービールに属するものも存在します。

エールビール

昔ながらの製法で、多くのドイツビールはこのジャンル。比較的涼しい気候の地域で作られ、20℃前後の常温において短時間で醸造されます。

フルーツカクテルのような柔らかい甘みを出せたり、苦味が少ないのが特徴で、常温でも味が劣化しにくいのが特徴です。温度管理などの工程の複雑さや経費がかかりますが、それだけ手間をかけた分様々な個性を持ったビールが多く開発されています。

 

自然発酵ビール

自然発酵ビールはベルギーのごく限られた地方で守られている製法で、その賞味期限も短いため日本ではまず手にすることができません。

 

 

小樽ビールの歴史は1995年から

小樽ビールは北海道を中心に「びっくりドンキー」などの飲食店を経営する北海道の企業「株式会社アレフ」が、地元の新名物としてビール醸造にも踏み切ったことがきっかけとなり誕生しました。

醸造開始から製法の基準としたのがドイツの伝統製法である「デコレクション醸造法」です。
今では温度計や技術が発達し比較的醸造中の温度管理もしやすくなったため、より効率的に醸造できるようになりましたが、やはり光熱費の面などから大手メーカーのようには量産できないのが現状です。

この味を管理しているのは、「ブラウエンジニア」であるヨハネス・ブラウンという方。
本場ドイツではビールを醸造するための職人を育成する学校もあり、ブラウエンジニアという資格を有してビール醸造を専門に扱う技術者は世界で千人ほどといわれています。

 

量産できなくても、おいしいビールを作り続ければいつかみんなに愛されるビールになると日々開発・品質管理に余念がないブラウン氏は、今でも北海道でビール醸造に勤しんでいます。

発売当初はあまり知名度のなかった小樽ビールも、味だけではなく飲む雰囲気も含めてプロデュースしたことで地元小樽や札幌近郊を中心にどんどん知名度が上がりました。

 

小樽市内の飲食店では取扱店も続々増えています

札幌市内で夏に行われる「創成川ビアガーデン」でも提供され、大手メーカーの店舗と比較すると、アットホームで少しだけ長期間開催されることから「一度は飲んだことがある」という人も増えてきたようです。

一度口にすると大手メーカーのラガービールに見られる強い苦味があまりなく、木いちごのエキスを含んだ甘いビールやバナナ風味のビールなど味のバリエーションが豊富なことが手伝って、北海道のお土産としても注目が集まっています。

 

小樽ビールを一番堪能できるのは醸造所見学

小樽ビールの魅力がわかったところで、実際に飲んでみたくなりますよね。
まず、お手軽に醸造風景を見てみたいなら、「小樽倉庫No.1」へ行きましょう。ビアパブの中に今でも現役の醸造樽が設置されています。

予約不要で、見学自体は無料なので、ご飯を食べる前にちょっとビールの歴史に触れてみるのもよさそうですね。

本格的に見学したいなら「銭函醸造所」には見学コースがあり、見学のみで800円~、お食事つきで2,800円~となっています。
事前予約が必要で、最小人数は四人からですが、ほかのグループと同行することがなく、ゆっくり見学できます。

 

小樽倉庫N0.1 へのアクセス

住所:小樽市港町5-4 (小樽駅から歩いて行けます)
TEL:0134-21-2323
営業時間:11:00-23:00(年中無休ですが季節やイベントにより時間変更の可能性あり)

小樽ビール銭函醸造所 へのアクセス

住所:小樽市銭函3丁目263-19 (JR銭函駅からタクシーで5分)
Tel: 0134-61-2280
受付時間 平日9:00-17:00 (見学のみは3日前、食事つきは7日前までに予約)

 

小樽ビールの方のお話によると「小樽ビールの特徴は ” 大麦、ホップ、水、酵母 ” しか使わないというドイツの ” ビール純粋令 ” に基づいて作られている点」で、大麦やホップは本場ドイツから輸入しているそうです。

 

小樽ビールの歴史はまだ20年余りですが、これからも小樽の街で受け継がれる味に進化していくことが予想されます。ぜひ旅のお供やお土産の候補に加えてくださいね。

 

 



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