アラカルト情報
アラカルト

小樽ならでは★かすべの煮凝り

2019年10月03日

小樽でお馴染みの食材「かすべ」。聞きなじみがない方もいらっしゃると思いますが、北海道では「エイ」のことを広く「かすべ」と呼びます。日本国内では食用としているところは少ないようですが、北海道では1年中食卓に上る身近な魚です。
 
かすべは白身魚のように癖がなく、和食にも洋食にもアレンジできます。一般的には唐揚げや煮つけにして食べることが多いですが、冬季に鮮度さえ良ければお刺身でモチっとした食感も楽しめます。また、一夜干しなどにしてお酒のお供として楽しむ方も多いです。
 
なぜ「かすべ」と呼ばれるようになったかについては諸説ありますが、どのように料理しても食べることができない「カス」のような魚だからという説が有力です。なぜ、こんなひどい扱いになってしまったかというと、かすべは死んでからすぐに分解が始まり、強烈なにおいを発するようになるので、とても食べることができない魚だと思われていたからだそうです。
 
しかし、そんなかすべも、北海道では鮮度を保ったまま流通させることができたので、逆に美味しい食材として認知されていったようです。これから寒い季節は旬を迎えるので、特に脂がのって肉厚なかすべを楽しむことができます。
 
***
 
2階和食処 こころでも、コラーゲンたっぷりの真かすべを鰹出汁と生姜醤油で煮て、冷やし固めた「真かすべの煮凝り」をご用意しています。プルプルのゼラチン質に包まれた柔らかな身と軟骨の食感をお楽しみください。
また、他にも多彩な季節の逸品をご用意していますので、ぜひご来店ください。
 


関連記事