小樽情報
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謎の車輪&手首のモニュメント

2019年08月28日

小樽市内を歩いていると、色々な記念碑やユニークなモニュメントなどに出会います。たとえば、この写真にある大きな車輪(機関車の動輪)と手首のモニュメントは、小樽市内のどこにあるものか分かりますか?後ろの風景がヒントになっているのですが、これは、「小樽市総合博物館本館」手宮口側の入口横にあります。

小樽市総合博物館の入口は「正面入口」と「手宮口」の2ヵ所あり、車の方は駐車場がある正面入口を使う場合が多いと思いますが、バスを使う場合に便利なのは手宮口です。このモニュメントは、その手宮口の入口横にあります。

1988年9月に日本青年会議所 北海道地区協議会によって建立されたものだそうで、「北海道鉄道発祥の地 “小樽” の起点である “手宮” はゼロマイルの地であり、未来への翔きとしてこのモニュメントを贈る」といったことが刻まれています。小樽は鉄道と深く関わりながら発展した歴史があるので、往時の繁栄と、それを支えた旧手宮線の功績を称えるシンボルとしてつくられたもののようです。

ところで、このモニュメントがある「小樽市総合博物館本館」は、かつては「小樽交通記念館」と呼ばれていたことからも分かる通り、鉄道ファン垂涎の施設です。小樽市の歴史と自然や北海道の交通史などが主な展示内容ですが、蒸気機関車「しづか号」など、北海道を代表する鉄道車両の保存・展示や北海道鉄道の歴史を紹介する常設展示のほか、屋外では1909年アメリカ製の蒸気機関車「アイアンホース号」が期間限定で運行*し、無料で乗車できます。

*故障につき運休中でしたが、8/29より運行再開予定

ほかにも館内には実験や工作もできるチャレンジラボやプラネタリウムなどもありますので、大人から子供まで楽しめます。

小樽市総合博物館は本館と運河館がありますが、鉄道ファンのかたは、ぜひ手宮地区にある「本館」へ足を運んでみては?

◆小樽市総合博物館
https://www.city.otaru.lg.jp/simin/sisetu/museum/



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