小樽情報
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小樽の坂道観光の前に、知っておきたいポイントとは

2017年04月11日

小樽は「坂の街」ということをご存知の方も多いはず。

小樽の小高い丘から見下ろす、レトロな街並みと海のコントラストは、港町ならではの情緒深い景色として小樽観光の人気を高めています。

そこで今回は「小樽の坂道」について、ご紹介します。

 

港町には坂が多いって本当?

北海道なら小樽や函館、全国で見ると長崎や広島の呉など、港町には坂の多い街が多くあります。もちろん横浜など傾斜が少ないエリアもありますが、やはり港町=坂のイメージが強いものです。

近年都市開発技術が発展し、比較的新しい港町は平地でも発展できますが、明治初期から歴史のある港町に坂が多い傾向にあります。

これには諸説ありますが「自然の地形を活かして、港町として発展したから」という説があります。

 

船底が厚い大きな船を停泊させるには、海面からの深さが一定以上必要になります。

一般的に岸壁のような急傾斜の港湾を作りやすい海岸線は、山からの傾斜があるのが特徴です。

 

また、砂浜の多い漁村、漁港のあるエリアでは、海岸線の近くに作業場や自宅があったほうが何かと利便性が高くなります。

しかし、荒天時の安全性からみるとあまり平坦な地では住宅が危険にさらされる可能性も否めません。

 

このため、海岸線から距離は近いものの、自然な傾斜がある程度あり、安心して生活できる街のほうが漁業に専念できるとされてきました。

 

小樽で行ってみたい坂道散歩コース 3選

小樽にはたくさんの坂がありますが、体力と時間に合わせた、3つのおススメコースをご紹介します。

 

1)まずは入門編:「中央通」「船見坂」

小樽駅へ一番最初に降り立った時、小樽運河側を見下ろすと、「中央通」という道があります。こちらは名のついた坂ではありませんが、小樽運河へ徒歩で向かおうとすると大半の人が通る道です。

緩やかな勾配ではあるものの、約700mあり、行きは下りですが、帰りは上りのため、馴れていない人にとってはちょっと大変かもしれません。

 

余裕があれば大きな通り二本分西側にある「船見坂」へも欲張ってみましょう。

「小樽の漁師を待つ妻たちが、船を見下ろした」ことから船見坂と呼ばれるようになったこの坂は、中央通よりも漁港の風景やそこに住む人たちの日常を垣間見られます。

 

ただし、道の傾斜は手前でも15%となかなかハードです。全長自体は短く、バスなどの交通機関も多いので、過度な無理のない程度に楽しんでみたい人にはお勧めです。

 

2)体力勝負!「地獄坂」と「励ましの坂」

小樽でもしんどい坂代表といえばこの「地獄坂」と「励ましの坂」。

まず「地獄坂」は小樽商科大学に向かう「商大通り」にあります。

坂の起点は勾配10%ですが、大学の正門前辺りに来ると急に傾斜が増し、より学生の体力を奪う、とこの名が付きました。

 

一方「励ましの坂」は手宮エリアにあり、観光スポットというよりは市民の生活道路でありながら、最大傾斜は24%とスキー場のゲレンデさながらの勾配があります。

これだけの傾斜ともなると、下りも一苦労。すれ違う人々がお互いをねぎらいあったことから「励ましの坂」と呼ばれました。

 

夏になると自転車愛好家が全国から腕自慢(脚力自慢)に訪れることでも有名です。

 

地獄坂は道沿いにカフェや雑貨店などもあるので、勾配の割には気分転換しやすく、坂道観光をしながらだと、あっという間に登りきる人がいるかもしれません。

 

3)公共交通手段も織り交ぜて「天狗山」

小樽の傾斜を一番感じられるのは天狗山からの景色でしょう。小樽駅近辺からバスで約17分、そこからロープウェイに乗って山頂へ向かいます。

 

展望スペースから見る夜景はまさに絶景。

小樽の街並みに傾斜があることも一望できます。

ちなみに、天狗山には冬期間、スキー場もあり、一年を通して様々な楽しみ方ができるのも魅力の一つです。

 

小樽の坂には歴史が詰まっている

坂の一つ一つに名前がついており、それぞれに歴史が詰まっています。

小樽が海やガラスの街として広まるまでの過程や、道の両脇に広がっている情緒ある風景に思いを馳せながら歩くと、「単に坂道を登った」という経験以上に思い出が感じられるでしょう。

 

ぜひ時間を多めに確保して、坂道を堪能してくださいね。

また、坂の観光以外にも、人力車に乗り、様々な風景とそこに詰まった歴史を垣間見ながら観光をするのも有意義なひとときを過ごせます。

 

なお、坂道一つ一つの歴史やそこに住む人々の想いなどは小樽市役所のホームページでも紹介されています。

https://www.city.otaru.lg.jp/simin/koho/sakamati/

 

南小樽駅を少し歩いたところから当ホテルが見える「山ノ上の坂」には人気ラーメン店「初代」の本店や「小樽市指定歴史的建造物 第72号」にもなっている「旧小堀商店」などの古民家があります。

お時間に余裕のある方は、当ホテル周辺も歩いて探検してみてはいかがでしょうか?

注)グランドパーク小樽の最寄駅は小樽築港駅です。



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