2020年08月07日
日本中に、「銀座」と名の付くところがたくさんありますが、小樽にも「花園銀座商店街(通称:はなぎん)」と呼ばれるエリアがあります。ここには古くから続くお店が多く、「銀座」と名前が付いていることからも推測できるように、小樽随一の繁華街でした。
花銀通りは、寿司屋通りから公園通りまでの間にある約300mの商店街で、観光客よりも地元の人でにぎわう場所です。
寿司屋通りにある水晶飴で有名な「澤の露」の横に、花銀通りに入るアーチがあります。ここから通りに入ってゆくと、アップルパイが人気の老舗洋菓子店「米華堂」、花園だんごで有名な老舗和菓子店「新倉屋本店」、哀愁漂うJR函館本線の高架をくぐって、パンロールが人気の「かま栄」、タイムスリップしたような感覚が味わえるレトロな喫茶店「コロンビア」など、小樽っ子におなじみのお店がずらりと並んでいます。
この花銀通りからは、左右にいくつも細い路地が伸びていて、そこには小さなスナックやバーが軒を連ねています。ちょっと初心者には入りにくい雰囲気ですが、思い切って足を踏み入れてみると、ガイドブックで見る小樽とは違ったディープな世界が体験できるかもしれません。
花銀通りには、桜の並木も植えられていたり、冬は雪灯りのライトアップなどもされるので、季節を変えて何度も通ってみるのも面白いのではないでしょうか?