2020年03月19日
小樽市内の中心部には、明治13年(1880年)に開通した北海道最古の鉄道路線「旧国鉄手宮線」があります。物流の拠点となって各地からの物資を運び、北海道や小樽の開拓・発展に大きく寄与した後、昭和60年(1985年)に廃線となりました。その後、寿司屋通りから小樽市総合博物館までの約1.6kmの区間が、線路や遮断機などの鉄道遺構をそのまま残しつつ、数期に分けて整備されました。線路沿いを歩くことができる散策路やポケットパークと呼ばれる小公園などが設けられ、今では「小樽がらす市」や冬の恒例イベント「小樽雪あかりの路」のメイン会場の1つとしても活用されています。
また、旧手宮線沿線には桜の木が数本あり、春には濃いピンク色の花が市民や観光客の目を楽しませてくれます。近くには飲食施設や観光施設も多いので、ぜひ小樽観光のルートに加えてお楽しみください。
小樽市内の中心部には、明治13年に開通した道内最古の鉄道路線「旧国鉄手宮線」があります。北海道や小樽の開拓・発展に大きく寄与した後、昭和60年に廃線となったのですが、平成22年に小樽市が線路などの鉄道施設をそのまま残し、オープンスペースとして小さな公園や花壇などを設けて線路沿いを散策できるように整備しました。今では、イベントなどにも活用され、小樽市民や観光客に広く親しまれています。
旧手宮線沿いにはいろいろなお店や見所があるのですが、今日は古い駅の面影を残して建てられた「旧色内駅」をご紹介します。休憩所として復元されたこの建物の中には、色内駅についての紹介パネルもあり、「北のウォール街」と呼ばれるほど賑わっていた頃の様子を垣間見ることができる貴重な写真なども展示されています。
建物横にはベンチも並んでいて、線路越しには市立小樽美術館、すぐ近くには金融資料館などもあります。古き良き時代の小樽に思いを馳せながら、ぜひ旧手宮線・旧色内駅界隈を散策してみてはいかがでしょうか?