小樽情報
小樽情報

小樽に根付いた餅文化を知ろう!

2017年09月13日

小樽には古くから営業しているお餅屋さんや団子屋さんがたくさんあり、広く市民に親しまれています。小樽にお餅屋さんが多い理由としては諸説あるのですが、「手軽にエネルギー補給ができる食べ物だったから」というのが最も有力な説だそうです。

小樽が海運の中心地として栄えていた頃に、荷物の積み下ろしなどに多くの労働者が従事していて、忙しい中で簡単に買うことができ、手早くエネルギーが補給でき、腹持ちも良いということで、お餅が好んで食べられていたそうです。また、海運の要衝だったために、当時の北海道としては貴重だった米や砂糖などが手に入り易かったことも小樽にお餅屋さんが増えた要因のようです。

小樽っ子それぞれにお気に入りの和菓子店がありますが、観光でお越しの方にも立ち寄りやすい2店舗をご紹介します。

◆新倉屋
創業120年を超える老舗菓子店。小樽では、贈答用のお菓子や手土産なども新倉屋で買い揃える人が多くいます。たくさんの商品がある中でも、黒あん、白あん、抹茶あん、胡麻、醤油の5種類ある「小樽名物 花園だんご」がおすすめで、独特なあんのかけ方が特徴です。グランドパーク小樽の近くには新倉屋総本舗がありますので、ぜひご宿泊の際に立ち寄ってみてくださいね。

◆みなともち
花園町にある本店店舗は昔ながらの雰囲気があり素敵なのですが、アクセスしづらい場所にあるので、JR小樽駅近くにある中央市場の中の店舗がおすすめ。ヨモギを使った珍しい「草べこ餅」があります。べこ餅は、北海道や東北地方で広く食べられていて、通常は見た目が「べこ柄=白黒(茶)の牛柄」になっていますが、草べこ餅は緑と白の斑模様になっているのが特徴です。

ほかにも、小樽市内にはたくさんのお餅屋さんや和菓子屋さんがありますので、ぜひ小樽にお越しの際には「和スイーツ」を食べて歩いてみてくださいね!



関連記事