2022年04月14日
小樽土産には美味しいものがたくさん!
中でも、豊かな海の恵みをふんだんに使って作る「かまぼこ」は、観光客だけでなく小樽市民にも愛されています。
今回は小樽土産の超定番「かまぼこ」についてのお話です。
小樽でかまぼこが有名な理由や、小樽市民イチオシのお店をご紹介します。
今や小樽土産として大人気の「かまぼこ」。
小樽のかまぼこがこんなにも美味しく、有名になったのには2つの理由があります。
●漁場としても恵み豊かな日本海に面し、原料となる魚のすり身が容易にたくさん確保できた。
●豊かな森と自然に囲まれ、古くから「東の小樽 西の神戸」と称されるほどの良質な水が豊富にあった。
小樽の豊かな自然から得られる「美味しい魚」と「良質な水」が、小樽のかまぼこが美味しいと有名になった理由です。
小樽でかまぼこ作りが始まったのは明治24年頃。
新潟県人の曲岩さんという方が、新潟から職人を招きかまぼこ工場を作ったのが始まりと言われています。
豊富で上質な原料と優れた製造技術で小樽のかまぼこ作りはどんどん広がり、昭和30年代には製造業者数が約70社にもなりました。
現在はニシン漁の漁獲量の低下などから製造業者が1/5以下にまで減少しましたが、地元密着で製造される商品の数々が小樽市民から愛され、その美味しさと品質は観光客だけではなく全国の品評会等でも高い評価を受けています。
小樽のかまぼこと言えばとても有名なのが「かま栄(株式会社かま栄)」です。
明治38年創業の老舗で、古くから小樽市民に愛されてきました。
現在は花園本店をはじめとして小樽市内に4店舗、中には製造工場が併設された工場直売店もあります。
その他札幌市内のデパートにある直営店や新千歳空港ロビー売店でも一部の商品を購入することができます。
かま栄の商品の中でも大人気なのが「パンロール」です。
「パンロール」はスケソウダラのすり身に豚肉と玉ねぎを加えたものを厚さ5mmのパンで包み、熱々の油で揚げたものです。
「かまぼこをスナック感覚で食べることはできないだろうか?」というところから、昭和37年に先代社長が考案した、かま栄オリジナル商品です。
表面は揚げパンのようにサクサク、中のかまぼこはふわっとジューシー!
片手で持てるので、熱々のできたてを頬張りながら小樽観光~も楽しそうです♪
パンロールは通信販売で購入することができず、直売店のみの販売です。
店舗を訪れた際にはぜひ食べてみて下さいね。
小樽運河にもほど近い小樽市堺町にある「工場直売店」は、その名の通り製造工場に併設された直売店です。
揚げたて熱々のかまぼこを購入することができ、イートインスペースやカフェではドリンクと一緒にゆっくり味わうこともできます。
また、工場直売店では製造工場の作業をガラス越しに見学することもできます。
大きな機械ですり身を練ったり、パンロールを包んだりする様子も見ることができますよ。
見学は無料!自由見学のため予約も必要ありません。
見学は午前9時から可能で12:30~13:30はお昼休み、当日の作業量にもよりますが15時台にはほぼ作業終了となります。
オススメ時間は一番作業量の多い「午前中」です。
工場の休日はかま栄のWebサイトで確認することができます。
花園本店 小樽市花園1-8-2
工場直売店 小樽市堺町3-7
駅前第一ビル店 小樽市稲穂2-22-8 小樽駅前第一ビル1階
駅前サンポート店 小樽市稲穂2-20-1 小樽駅前第二ビル地下1階
http://www.kamaei.co.jp
小樽には他にもかまぼこの老舗有名店があります!
明治38年創業、かま栄と並ぶ老舗かまぼこ店。
板付きかまぼこや角焼、揚げなど30種類以上のかまぼこを製造販売しています。
代々受け継がれてきた石臼で時間をかけて練り上げ、保存料などの添加物を使わずに作っています。
【おすすめ商品】
■復刻版角焼
創業当時爆発的人気を誇った屋号「大八」の焼き印入りかまぼこ。
■イカつまみ
お惣菜かまぼこの定番。ダントツ1番人気のイカのすり身の揚げかまぼこ。
本店 小樽市入船1丁目11-19
http://www.dai8kurihara.net
小樽の豊かな自然の恵みを使った美味しい「かまぼこ」。
観光客のみならず小樽市民にも長く愛されている商品ばかりです。
小樽にいらした際にはぜひ食べてみてください。お土産にも喜ばれること間違いなしです!