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小樽情報

アイヌ語に由来した小樽の難読&面白地名

2018年02月14日

北海道にはアイヌ語に由来した難読地名がたくさんありますが、小樽市内にも独特な読み方をする地名が数多くあります。小樽市民にとってはお馴染みの地名ですが、観光などでお越しのお客様にとっては「何て読むの?」と頭をかしげてしまうものばかり。代表的なものを5つご紹介します!

※地名の由来には諸説あります

 

色内

読み:イロナイ

アイヌ語の「イルオナイ(クマが通る沢)」に由来していると言われています。小樽の中心部に位置しており、市立小樽文学館・美術館や旧日本郵船㈱小樽支店など、歴史的建造物に指定されている建物が点在し、観光案内所を併設している小樽市観光物産プラザ(通称:運河プラザ)など、観光の拠点となる建物もたくさんあります。小樽運河にも面しているので小樽観光のメッカとも言える場所で、近年は新たに似鳥美術館などを含む小樽芸術村も誕生し、今後ますます注目されるエリアとなっています。

 

忍路

読み:オショロ

アイヌ語の「ウショロ(入り江)」に由来していると言われています。小樽市民以外ではほとんど読める人がいない”超・難読地名”です。小樽市の中心部からは少し離れた西側地区にあり、海岸線は「ニセコ積丹小樽海岸国定公園」にも指定されているので、豊かな自然が楽しめるところです。また、近くには余市・仁木方面へと抜けるフルーツ街道が通り、環状列石(ストーンサークル)や伊藤整文学碑もあるので、時間があるときにはぜひ訪れてみてください。

 

銭函

読み:ゼニバコ

小樽がニシン漁で賑わっていた頃、漁師の家に銭箱が積まれていたことから付いた地名だというのが有力な説です。小樽市の最東端に位置しており、札幌市に面しています。小樽屈指のマリンスポーツスポットでもあり、「ドリームビーチ」や「銭函海水浴場」などの海水浴場のほか、高い波が打ち寄せる箇所ではサーフィンを楽しむ人もいます。JR銭函駅には、「銭箱」を模したユニークなオブジェが飾られています。

 

張碓

読み:ハリウス

アイヌ語の「ハルウシ(食料・群生する)」に由来している地名で、小樽市東部の海沿いにあり、前述の銭函地区の隣にあります。日本海沿いの急峻な断崖や絶壁が連なるエリアで、国道5号線が整備されるまでは”張碓峠”と呼ばれる難所で、現在でもJR函館本線の電車が海と断崖の間の狭いところを通り抜けるので、車窓から迫力のある景色が楽しめます。近年は、一部エリアが札幌のベッドタウンとして新たに開発されています。

 

毛無山

読み:ケナシ ヤマ

アイヌ語の「ケナシ(山林)」に、「毛無」という漢字を当てた地名だというのが有力な説です。小樽側からキロロリゾートなどがある赤井川村へ抜ける国道393号線の途中に毛無峠(毛無山展望台)があり、小樽市のほぼ全域を見渡すことができるので、昼夜を問わずいつでも美しい眺望が楽しめます。また、ここからは、暑寒別岳を主峰とする「増毛(ましけ)山地」を眺めることもできるので、「毛無から増毛を望む」というユニークな眺望も楽しめます。

 

その他

小樽にはほかにも、「オタモイ」というカタカナの地名や、「桜(サクラ)」「桃内(モモナイ)」のような可愛らしい地名もあります。ちなみに「小樽」という街の名前も、アイヌ語の「オタ・オル・ナイ(砂浜の中の川)」に由来していると言われています。

また、広い北海道は14の振興局に分かれいて、小樽はキロロリゾートがある赤井川村やスキー場で有名なニセコ町や倶知安町、海岸線が美しい積丹町、フルーツの町・仁木町、ウイスキーの産地としても有名な余市町など共に、「後志総合振興局」に属しています。この「後志(しりべし)」というのも難読地名の1つで、羊蹄山の旧名「後方羊蹄山(しりべしやま)」やアイヌ語の「シリ・ペッ(山の・川の意)」などに由来しているそうです。

 

小樽の地名の由来には諸説ありますが、アイヌ語をベースにしているものが多いのは北海道ならではです。地名には、その地域が長い年月をかけて育んできた歴史が秘められていることが多いので、これからも大事にしていきたいですね。

 



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