2024年08月09日
8月11日は「山の日」ですね。
海のイメージが強い小樽ですが、実は三方を山に囲まれており、夜景やスキー場で有名な天狗山や展望台がある毛無山の他にも、街を取り囲むように有名な山々が連なっているため、海と山とが融合したユニークな景観を誇っています。
そんな小樽の街を囲むビューポイントのある山をいくつかご紹介します。
小樽でも有名の観光スポットであり、小樽市民からもシンボル的な存在として親しまれています。
標高532mの「天狗山」山頂近くにある展望台から眺める夜景は、北海道三大夜景のひとつとされていて、灯りが美しい小樽市街を望めます。
ロープウェイも運航しているので、登山や歩くのは難しい…という方も気軽に頂上まで登ることが出来ます。
天狗山についてはこちらの記事でも詳しく紹介しています。
標高629mの「塩谷丸山」は、登山初心者の方にも人気なおすすめの山です。
山頂からの眺めはまさに絶景の360度ビュー。余市や積丹方面はもちろん、条件が良いと羊蹄山も見えるそうです。
頂上には大きな錨と祠が祀られています。沖合から目印になる山なので、昔この辺りはニシン業が盛んだった頃に漁業の安全や豊漁を祈願し寄進したものではないかと言われています。
登山口から頂上を目指す際、道中には目印などの整備がしっかりされており、小沢がある深い自然の中も歩きやすくなっています。
標高683mの本峰から北峰を目指すと見晴らしのいい展望台に着きます。他の山からはあまり見ることができないオタルナイ湖(朝里ダム)が眼下に広がり、小樽市街も見渡せる絶景スポットです。
また、付近には「魚留の滝」という迫力のある滝があり、登山ついでに写真スポットとして訪れる方も多く見られます。
標高371mの「赤岩山」には「小樽海岸自然探勝路」と呼ばれるハイキングコースがあり、道中にはお地蔵さんや赤岩山白龍神社があります。
赤岩山白龍神社は明治初期の修験僧が洞窟に篭り修行をしていた際、天に昇る白龍を見た伝説に由来すると言われています。
コースを登って下赤岩山のビューポイントに到着すると、青い海が眼下に広がり、美しい海岸線を眺めることができます。
実は「赤岩山」はロッククライミングのスポットとしても知られており、観光目的の初心者の方から本格的なクライマーの方まで、幅広く楽しめる山となっています。
標高548.2mの「毛無山」山腹の標高約470mに展望所があります。国道393号のドライブルート上にあり、小樽港や石狩湾を望むことが出来ます。
日中の景色はもちろん、「毛無山」の夜景も美しいことで有名で、「天狗山」とはまた違った広範囲の景色を楽しむことが出来ます。
晴れた日には暑寒別連峰(増毛連山)を望むことが出来ることから、「毛無(けなし)から増毛(ましけ)を望める」と、頭髪を気にする方にとって縁起が良い場所とも言われています。
北海道ではトマムが有名な「雲海」ですが、小樽でもときどき発生します。
時間帯と場所よっては「毛無山」でも見ることができ、6月とその前後は雲海が発生する確立が比較的高いと言われていますので、低い雲がかかてきたなと思ったら、雲海との出会いを賭けて市内のビュースポットに登ってみては?
どの山にも特徴的な絶景スポットがあり、見ごたえ抜群です。
「山の日」の趣旨は「山に親しむ機会を得て、山の恩恵に感謝する」だそうですので、ぜひこの機会に小樽の山を訪れてみてください。
※熊が出没するエリアもございますので、登山を楽しむ際は安全にはくれぐれもお気を付けください。