小樽情報
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アートの街・小樽の新名所★小樽芸術村

2018年05月26日

2017年9月、運河近くの小樽市色内に「小樽芸術村」がオープンしました!株式会社ニトリが運営する複合施設で、隣接する4棟の歴史的建造物を拠点にした大規模な芸術空間に、日本や世界の優れた美術品などを展示公開し、小樽観光の新しい名所として注目されています。

 

小樽芸術村

北海道の海の玄関口として栄え、金融機関や船会社などの進出により経済の中心地として北海道発展の基礎を作った小樽には近代建築が数多く建てられ、今では小樽市指定歴史的建造物として、様々な活用がされている建築物がたくさんあります。そのうちの4棟を活用し、気軽に文化や芸術に触れ、その素晴らしさを世界に発信する場所として「小樽芸術村」が誕生しました。

 

◆似鳥美術館/アールヌーヴォー・アールデコ グラスギャラリー

小樽経済の最盛期に旧北海道拓殖銀行小樽支店として建てられた鉄骨鉄筋コンクリート造りの建物で、北のウォール街と呼ばれた通りに面しています。2階まで吹き抜けになっているホールには、銀行時代の面影を残す大きな円柱がそびえています。2階に彫刻、3階に日本画、4階に洋画を中心とした作品が展示されていて、地下はアールヌーヴォー・アールデコ グラスギャラリーとなっています。また、似鳥美術館ミュージアムショップも併設されています。

 

◆ステンドグラス美術館

かつては大豆を収める倉庫として使われていた旧高橋倉庫に、19世紀~20世紀頃のイギリスの教会の窓に飾られていたステンドグラスを展示しています。クイーンポストトラスト(対束小屋組)と呼ばれる洋風構造の建物を上手く使い、ステンドグラスを至近距離で見ることができるので、その中に描かれている物語などをじっくり鑑賞することができます。

 

◆小樽芸術村ミュージアムショップ

旧荒田商会の本店事務所として1935年に建てられた建物で、小樽運河に面しています。入場無料の「小樽芸術村ミュージアムショップ」となり、ミュージアムグッズなどの小樽土産を購入することができます。

 

◆旧三井銀行小樽支店

ルネッサンス様式の石造りの建物で、建築当時の貴重な資料とあわせて、銀行建築そのものを楽しむことができます。2018年9月17日までは、3期に分けて「浮世絵展」が開かれています。

 


小樽芸術村の建築物はそれぞれが中庭に面した配置になっています。この中庭には、ボールが転がりながら音を奏でる不思議な「マジック・クロック」というアート作品が飾られているほか、イベントを開催するスペースとしても活用されています。小樽の新たな新名所として、今後も目が離せませんね!

 

小樽芸術村
住所:〒047-0031 北海道小樽市色内1丁目3-1 [似鳥美術館]
電話:0134-31-1033
開館時間:[5~10月] 9:30〜17:00 [11~4月] 10:00~16:00
     ※入場は閉館30分前まで
休館日:[5~10月] 無休 [11~4月] 毎週水曜日(祝日の場合はその翌日)
     ※企画展の開催・展示替えなどによる、臨時休館や休館日変更の場合あり。
入館料:一般1,500円・学生1,100円 ※中学生以下無料
[似鳥美術館・ステンドグラス美術館・旧三井銀行小樽支店共通の入館チケット]
※浮世絵展は別途料金
※ミュージアムショップは入場無料
※障害者手帳をお持ちの方 無料
※障害者手帳をお持ちの方の介護者 無料(1名様のみ)



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