小樽情報
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ディープな小樽弁をご紹介します♪

2019年05月24日

前回、メジャーな小樽弁をご紹介したところ大変好評だったので、今回はもう少しディープでマニアックな小樽弁をご紹介します。

◆つっぺ
鼻血が出たときに、鼻に丸めたティッシュを詰めますが、あれを「つっぺ」と呼びます。「あ~、鼻血出た~」ー「つっぺすればいっしょ?」

◆ぶすいろ/ぶしいろ/ぶっしいろ
ぶつけて青あざになったりすると、「ぶっし色になった~」と騒ぎます。漢字では附子色と書くみたいです。

◆ほろう
はらうの意味です。最近では、小樽でも雪が降ると傘をさす人が増えてきましたが、昔は雨以外で傘をさすことはありませんでした。なぜなら、衣服や髪の毛に着いた雪は、「ほろえば落ちるっしょ。」

◆おがる
生える。育つの意味。主に植物などに使います。

◆ろくてない
ろくでもないの意味。「あいつ、なまら、ろくてないもな~。」

◆はんかくさい
先日Facebookのコメントでご紹介いただいた「はんかくさい」。調べてみると、「生半可」の半可から来ているという説があるそうです。だいたいは、馬鹿みたいとか抜けているという意味で使われます。「あいつ、はんかくさいんでない?」

◆かまかす
混ぜるの意味です。コーヒーに砂糖を入れて「かまかす」。お風呂に入浴剤を入れて「かまかす」。

◆まかす
「かまかす」に音が似てますが、「まかす」は飲み物などを「こぼす」の意味です。

◆やいや
「あらー」とか「うゎー」といった感じの感嘆詞。「やいや、コーヒーまかした!」(あらー、コーヒーこぼしちゃった)。

◆~でや
もはや訛りのきつい年配の男性しか使わないですが、強調する意味で文末に付けて使います。
「やいや、コーヒーまかしたでや」(あらー、コーヒーこぼしちゃったよー。)

◆わや/わいや
ぐちゃぐちゃ。ひどい。めちゃくちゃ。大変。
「やいや、コーヒーまかしたでや。わいやだな。」(あらー、コーヒーこぼしちゃったよー。ひどいことになっちゃった!)

◆~さー、~っさー

多少誇張気味に相手に訴えかけるように話すときに、文末に付けて使います。「ちょっと聞いてや。さっき階段でがっつり転ろんだっさー。」

◆したっけ
こちらも、前回Facebookのコメントでいただいたものです。「そうしたら」とか「それじゃあ」など、話の流れを転換させるときに使い、いくつかバリエーションもあります。

そうしたら の意味の場合:
「ジョギングしてたっさ~。したっけ、いきなり熊出たさー。」
「ジョギングしてたっけ、いきなり熊出たさー。」という省略パターンもあります。
ちなみに、この場合の「熊」は、後ろにアクセントを置いて「くま」といえば、さらに地元感が増します。

それじゃあ の意味の場合:
「したっけね~。」ー「うん、したらね~。」 ※したらは、したっけのバリエーション
「それじゃあね~。」-「うん、それじゃあまたね!」みたいな意味です。

ユニークで独特な北海道・小樽のディープな方言。ぜひ、地元の方の会話をチェックしてみてくださいね!



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