小樽情報
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堺町通り ― 人気フォトスポット紹介

2024年08月02日

「堺町通り」と言えば、小樽運河に次ぐ小樽の人気観光スポットです。

小樽オルゴール堂前の5叉路「メルヘン交差点」から北のウォール街へ向かってのびる900m程の通りで、かつては国道として小樽の経済発展を支えていました。
(「メルヘン交差点」は愛称で、正式名称は「堺町交差点」です。)

明治~大正~昭和初期にかけ小樽のメインストリートとして栄え、歴史を感じさせる古い商家や洋館がたくさん建ち並んでいます。
クラシカルな洋館やレトロな和風家屋、石造りの歴史的建造物もあり、港町ならではの異国情緒あふれる街並みは見ているだけでも楽しくなります。

メルヘン交差点から北のウォール街へ向かってのびる約900mの通りには当時の面影を残したままの建物を再利用した店舗もあり、たくさんのお土産物店やグルメスポットがあり、いつも観光客で賑わっています。

今回は人気観光コース「堺町通り」を散策するときにオススメのフォトスポットをご紹介します。
※ご紹介する情報は令和6年08月2日現在のものです。

 

メルヘン交差点のランドマーク①「蒸気時計」

小樽オルゴール堂前に設置された「蒸気時計」は15分ごとに白煙と汽笛で時を刻み、「常夜灯」と共にメルヘン交差点のランドマークとなっています。

カナダ・バンクーバーのギャスタウンにある有名な蒸気時計の製作者 レイモンド・サンダース氏が2番目に作った、高さ5.5mある大きな蒸気時計で、オルゴール堂の前にあります。

小樽らしい温かみのある街づくりのために1993年(平成5年)に設置され、15分ごとに蒸気で音階を奏で、1時間ごとに汽笛のような音が鳴ります。時間ごとに音の鳴る回数が決まっており、9時は9回、12時は12回、13時は1回に戻りますので、正時なったら耳を澄まして素敵な音を聞いてみてください。

 

メルヘン交差点のランドマーク②「常夜灯」

堺町通りの南端「メルヘン交差点」に設置されている「常夜灯」は、1871年(明治4年)に小樽市信香(のぶか)町の丘の上に設置され、1874年(明治7年)に焼失した木製灯台を再現したもので、1997年(平成9年)にこの交差点の整備にあわせて設置されました。

日没時にはセンサーにより点灯する仕組みになっているそうです。
撮影スポットや休憩所としても親しまれています。

 

小樽浪漫館

堺町通りには、小樽市の歴史的建造物に指定されている建物もあり、様々な用途に再利用されています。
例えば、明治41年(1908)に建築された「旧百十三銀行小樽支店」の建物は、現在ではアクセサリー&雑貨のお土産店『小樽浪漫館』となっています。

木骨石造りの2階建てで、屋根は瓦葺き。外壁は煉瓦タイルと窓や入口の柱の白い部分とが縦じまになっていて、少しカジュアルな見た目で写真映えします。

アンティークの家具が調和する店内はレトロな雰囲気が魅力的で、天然石のアクセサリーやガラス雑貨などの可愛らしい小物がたくさん。

店内同様アンティークの家具を使用したカフェも併設されており、どこか懐かしい空間でひと時を過ごすことが出来ます。

 

小樽出世前広場

約120年前に建てられた酪農会館を利用したレトロな街並みが魅力的なスポットです。

昭和初期の経済人や財閥が出世前広場の奥の丘に豪邸を構えていて、そこに続く道をそこに続く道を出世坂、坂の下は出世の一歩前という意味を込めて「出世前」と名付けられたそうです。

広場内には食事処や歴史館があり、時代とともに老朽化した建築物の一部や家具を引き取り再利用して当時の生活スタイルなどを復元し展示しています。

夏季にはレトロな街並みと色とりどりの和傘が調和した「和傘通り」の展示を行っています。
夜間にはライトアップもされ昼夜それぞれ違った雰囲気を楽しめる堺町通りでもイチオシの人気フォトスポットです。

 

風鈴トンネル(夏季限定)

夏季になると小樽のガラス作家が制作した風鈴がメルヘン交差点を中心に堺町通り一帯を彩ります。

例年開催される「小樽堺町ゆかた風鈴祭り」では期間中は堺町通りを交通止めがされ「風鈴ロード」へと姿を変え、歩行者天国のトンネルには約1,000個もの風鈴が飾られます。

トンネル内はもちろん潜ることが出来ますので、涼しげな音色と色とりどりの風鈴に囲まれれば映えること間違いなしです。

 

他にもガラス細工やオルゴールのお店、海産物やスイーツのお店など外せないスポットが盛り沢山。
詳しくはコチラで紹介中。

歴史的建造物やレトロな和風家屋などが建ち並ぶ「堺町通り」の風景そのものがフォトスポットでもあるので、ぜひお気に入りのフォトスポットを探してみてください。



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