小樽情報
小樽情報

晩春の小樽は花の季節

2023年04月25日

小樽の5月と言えば、「花」のイメージ。ツツジ、藤、ライラック、牡丹や芍薬などの花が一斉に咲く季節です。代表的な花の鑑賞スポットをいくつかご紹介しますので、ぜひ、小樽観光のコースに花の名所も組み込んで楽しんでください。

ツツジ:

ツツジは、小樽市の花に指定されており、だいたい5月から6月上旬に見頃を迎えます。街の中心部の高台にある小樽公園には約20種・約3,000本のツツジがあり、市内でツツジを鑑賞する場所としては、まず最初にこの公園をお勧めします。公園内には立派な藤棚もあり、ツツジと同じ頃に咲くので、併せて楽しめます。

また、手宮地区にある手宮緑地植物園(手宮公園)のツツジもお勧め。こちらでは青い海を背景にしてカラフルなツツジが咲くので、美しい写真を撮ることができます。

 

牡丹・芍薬:

 

優雅な大輪の花を咲かせる牡丹と芍薬。大変良く似ているので見分けるのは難しいですが、ツヤの無い葉っぱにギザギザの切れ込みがあり、枝分かれした茎の先に咲いているのが「牡丹」、1本の茎の先に咲いていて、いい匂いを放っているのが「芍薬」です。

小樽では、国の登録有形文化財にも指定されている「にしん御殿 小樽貴賓館(旧青山別邸)」の中庭に咲く牡丹・芍薬(しゃくやく)が有名で、ここには、約400株の牡丹、約250株の芍薬があり、それらが一斉に咲く様は圧巻です。

 

ライラック:

小樽のみならず、北海道のあちこちで見かけることができるライラックも、この季節を彩る木花として有名です。フランス語では「リラ」と呼ばれているので、この名称で覚えている方も多いのではないでしょうか?
白花のライラックもありますが、やはりライラックと言えば赤みのある「紫色」です。この色は、ラベンダーやルピナスと共に、北海道をイメージする色として、北海道新幹線H5系のライン色にも使われています。

ライラックが咲く頃に急に寒くなることを北海道では「リラ冷え」と呼びます。いわゆる、「寒の戻り」のことですが、この言葉からも分かるように、温かくなってきたとはいえ、まだまだ肌寒い日がある季節なので、ぜひ観光等で屋外にお出かけの際には上着を忘れずにお持ちください。



関連記事