小樽情報
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小樽の冬の風物詩

2024年11月01日

小樽では少しずつ冬に近づき、これから冬ならではの光景やイベントや見られるようになってきます。
小樽最大の冬のイベント『小樽 雪あかりの路』をはじめ、『おたる水族館』の冬季営業やスキーのオープンなど、冬ならではの風物詩や冬だからこそ楽しめるイベントが盛りだくさんです。

◆青の運河

11月1日からは毎年恒例の、『小樽運河』が幻想的なブルーのイルミネーションで彩られる『青の運河』が始まります。


浅草橋から中央橋までの運河周辺が約1万個の美しいブルーのLEDで照らされ、一帯が神秘的な雰囲気に包まれます。

また、小樽運河で運航している『小樽運河クルーズ』も、このイベントに合わせて青色のイルミネーションの装飾を施した船で運行します。

エリア一帯を歩くも良し、特別なクルージングを楽しむも良し。ぜひこの季節だけの幻想的な小樽運河をお楽しみください。

【期間】11月1日~1月31日
【点灯】日没~22:30

 


 

ほかにも、北海道・小樽で見られる冬のちょっとした光景があるのはご存じでしょうか?

◆雪虫

北国に冬を告げる 『雪虫』。

道産子にはとても馴染みが深い初冬の風物詩のようなもので、雪虫を見かけると「ああ、もうすぐ雪が降るんだな」と冬の到来を実感します。

北海道では雪が降り出す少し前からあちこちで雪虫が飛び交うのは当たり前の光景で、たくさん飛んでいるところを自転車などで通ったりすると、鼻や口で吸い込んでしまって思わず吐き出した経験のある人はたくさんいると思います。

とてもロマンティックな呼び名ですが、実際には雪虫は『アブラムシ』の1種です。

体長が5mm程度で、白い綿状のものを身に着けてまるで雪のようにふわふわと漂うように飛んでいるのですが、空中を飛ぶようになってからは1週間程度で死んでしまう儚い命だそうです。時々大量発生して、うんざりさせられることもありますが、逆に見かけない時には少し物足りないような感じがして、「今年はまだ雪虫見てないよね?」なんていう会話が交わされることもあります。

雪虫を見たことがない地方の方は、ぜひこの季節に北海道に来て『雪の妖精』を探してみてくださいね!

【期間】10月~雪が降り始める頃まで

 

◆流氷のような景色

小樽に流氷が着岸することはありませんが、様々な条件が合えばまるで「流氷のような光景」を目にすることが出来ます。

一番有名なのは『小樽運河の蓮葉氷』です。
『蓮葉氷』とは海や湖で出来た氷がぶつかり合って、縁が捲れて白くなり蓮の葉のような形になった氷塊です。

通常海面は凍りませんが、小樽運河に流れる『於古発(おこばち)川』の水が、気温や潮の満ち引きなど様々な条件が重なることで凍り、蓮葉氷が出来ることがあるそうです。
グランドパーク小樽の目の前の海でも、まるで流氷のような景色が見られたことも。これも、周辺から流れ込んだ真水が海面で凍ったものだそうです。

なかなか見ることが出来ない貴重な光景ですので、見られた方はラッキーですね。

【期間】1月~2月頃

 

◆極寒サーフィン

小樽の海岸では、雪が降る真冬の日本海でサーフィンを楽しんでいる方を見かけます。
特に、JR函館本線の銭函駅と朝里駅の間の海岸線や塩谷海岸で、多くの方が極寒サーフィンを楽しんでいるようです。

夏にいい波が出る太平洋側とは逆に、気圧配置の影響で日本海側は冬にいい波が出るそうです。
そのため、日本海に面する小樽近郊のサーファーにとっては、冬こそサーフィンの季節なのかもしれませんね。
安全には十分留意して楽しんでいただきたいです。

【期間:冬季】

 

大々的なイベントではないものの、これらは晩秋~冬の季節にしか見られない光景ですので、メインの観光スポットと共にぜひ見つけて楽しんでください。



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