小樽情報
小樽情報

小樽ってこんなところ② 地形と観光スポット

2021年05月24日

小樽は南北に約20km、東西には約36km広がっており、総面積は約244平方メートルあります。人口密度はそれほど高くありませんが、3方を山に囲まれているために宅地用の土地が少なく、山の斜面にまでも市街地が広がっています。そんな小樽ならではの地形が生んだ観光スポットや景色がたくさんありますので、まとめてご紹介します。

 

◆ニセコ積丹小樽海岸国定公園

小樽は海に面しているため、海岸線が69kmもあり、その西端はニセコ積丹小樽海岸国定公園に指定されています。このエリアは「海食崖」で、波の浸食によって出来た断崖や奇岩が多く、近年話題の青の洞窟や窓岩、冬になると野生のトドが上陸することで知られている「トド岩」など、たくさんの見所があります。

このエリアには海の絶景を一望できる「祝津パノラマ展望台」があり、ここから右に日和山灯台や小樽市鰊御殿、おたる水族館、左には赤岩方面の荒々しい断崖絶壁を見渡せるほか、時間帯によっては船が頻繁に行き交う様子も見ることができます。ここは夕日のビュースポットとしても有名で、大海原と夕日との美しいコントラストなども楽しめるので、ぜひ訪れてみてください。

青の洞窟については、こちらのブログで詳しくご紹介しています。
https://grandparkotaru.com/blog/otaru-info/otaru-ao-dokutsu-location-features

 

◆シンボル・天狗山

小樽のほぼ中央にあり、小樽のシンボルとして市民に親しまれている標高532メートルの山です。市内中心部であればだいたいどこからでも見ることができ、バスも通っているのでアクセスも悪くありません。非常に観光資源に富んだ山で、夜景や雲海なども楽しめますので、ぜひ小樽観光のルートに加えてみてください。

天狗山については、こちらのブログで詳細にご紹介していますので、ぜひお読みください。
https://grandparkotaru.com/blog/otaru-info/about-tengu

 

◆坂の街

小樽は3方を山に囲まれているために坂が多く、別名・坂の街とも呼ばれています。積雪時にはタクシーが登れなくなるほど勾配がきつい坂もありますが、函館や神戸の坂道とは異なり、どこか庶民的で親しみやすい雰囲気に溢れているのが小樽の坂の特徴です。

「地獄坂」や「励ましの坂」など面白い名前が付いているものや、映画のロケ地にもなった「薬師神社の坂」、港町らしい名前の「船見坂」、その坂の近くに住んでいた人から付けられた「外人坂」など、坂の名前の由来を紐解きながら坂道観光を楽しんでみるのもお勧めです。

小樽の坂道観光におすすめの坂3選をこちらのブログでご紹介しています。
https://grandparkotaru.com/blog/otaru-info/otaru-slope-sightseeing-point

 

◆小樽の川

小樽は大きな川がない街ですが、2級河川が7本あり、中には鮭が遡上する川もあります。例えば、グランドパーク小樽の近くを流れている「勝納川(かつないがわ)」にも、毎年鮭が戻ってきますので、秋にご宿泊の際には、ぜひホテルから散歩がてらに見学にお出かけください。

 

◆天然の良港

小樽の港は、石狩湾に弓状に面したところに設けられています。「小樽湾」とも呼ばれるこの付近は、3方を山に囲まれているため防風にも優れ、水深も十分なために「天然の良港」とも称されています。小樽港は近代の街の発展には無くてはならない役割を果たしました。また、近年にはマリンスポーツやクルージングの拠点となる小樽港マリーナが設けられたり、豪華客船が寄港するなど、小樽観光にも欠かせない機能を有しています。

小樽の地形が生み出す港町らしい風景は、大切な観光資源の一つです。小樽にお越しの際には、ぜひ地形図や等高線の入った地図などを見ながら、小樽の景色をお楽しみください。

▶3回目「市の花・鳥・木・姉妹都市など」につづく



関連記事